樹齢100年、沙羅の木(聳え立つナツツバキ
撮影場所:六甲高山植物園内 01年6月13日午前11時天候:晴


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機   材:
キャノン PSG1
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撮影場所:
六甲高山植物園内

あまりにも有名な琵琶法師が語る平家物語。平家一門の栄華とその没落と滅亡を描き仏教の因果観を基調とし調子のよい和漢混交文に対話をまじえたえた散文体のこの叙事詩の中で詠われている句。
『祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 奢れる者久しからず盛者必衰の理をあらわすただ春の夜の夢の如し』この平家物語の序文は誰でも読んだ記憶があるでしょう。この沙羅双樹とは本来インドに育つ熱帯植物ですので、日本で育つはずもありませんが信仰の対象として、やむおえず日本自生のナツツバキを仏樹として植えられてきました。
この写真は、六甲山自生のナツツバキです。現在は阪神電鉄経営の高山植物園内で大切に大切に保護、管理されております。また、神戸市営の森林植物園内の「ナツツバキの小径」は上の「戻る」をクリックしてください。

              文・写真:はせ万鮨店主 長谷川功一記