カタクリ(ユリ科) 01年4月11日午後2時撮影 天候:くもり


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機   材:
キャノン PSG1
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撮影場所:
六甲高山植物園

6枚の花弁を大きくそりかえし、うつむきかげんに咲くやさしい早春の花。分布は北国ほど多く、山林原野に広く群生する。根茎より製する質の良い澱粉が片栗粉。花がすむと、とけるように地上部はなくなり、来春、再び顔を出すまで長い休眠期に入ります。当店でも奈良吉野の葛粉とともに無くてはならない食材です。

自然薯(じねんじょ)
秋深くなる頃、友と連らって近くの山によく掘りに行ったものだ。長いものになると1メートル以上にもなるこの自然薯いもは普通の山芋と違って、一際粘りが強いそして灰汁も強い。一度食べたら病み付きになる代物だ。擂り鉢で思いっきりあたり味噌仕立てのだし(三木地方では清まし仕立て)をそそいで出来あがり。亡き親父の一番の好物だ。夕食の残りを、夜中の一時、二時ごろこっそり起きて、たいらげてしまう。そして朝、何食わぬ顔。 とろろ汁を食べると思い出す。

擂粉木で蝿を追いけりとろろ汁 (一茶)