オオヤマザクラ 撮影:2001年4月18日午後2時 天候:くもり
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機   材:
マミヤ645 1000S
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撮影場所:
六甲高山植物園

標高865メートルのMount Rokko山頂にある高山植物園は昭和8年に開設され、年間平均気温9度C(北海道南部に相当)という恵まれた環境を利用して、50,000uの園内に六甲山自生植物をはじめ世界各地の高山植物や寒地性植物が栽培されています。この写真は春真っ盛りとはいえ肌寒い日の午後正面中池よりはるかロックガーデンを撮影したものです。因みに最高峰の標高は931.3m 東西30km南北8kmという平凡な山にすぎないのだが年間のべ800万人もの人々を惹きつけてやまない魅力の一つとして植物、山野草はもとより日本全国の野鳥の半分がここ六甲山に生息するというこの山並みが持つ自然の営みでしょう。山麓のシイ、カシの照葉樹林にはじまりアカマツ.コナラの二次林、さらにブナ.イヌブナの落葉樹林へとつづき、草原、湿地、池沼、渓谷に棲む大小の動物たち、そして野鳥たち。多彩な自然環境が全山系の随所に展開し、花と緑と鳥の声が絶えまなく広がるのです。また、地質学的にみた六甲山の成立ちは折に触れこのページで紹介してみたいと思っております。01年5月1日