ヒメサユリとササユリ
　国内にはユリの品種が約１２種ほどあり、そのうちピンク色の花を咲かすのが上写真のヒメサユリとササユリです。東北地方の高山などに特産する美しいユリです.高さは５０cm。花の長さは８cm前後。花の持つ雰囲気から別名乙女百合とも呼ばれています。一方、ササユリは本州中部以西、特に関西地方の野山に多く分布します。ヒメサユリが丈も高く、ふっくらとした可愛い女の子といった感じに対し、ササユリはすらっとした上品な大人の雰囲気を醸しだしています。決定的な違いは花粉の色です。ササユリの花粉は赤褐色ですが、ヒメサユリのそれは黄色なのです。いずれにしても、このニ種類のユリは女性からみてもまた男性からみても非常に魅力的な、日本を代表する花の一つであることはまちがいないでしょう。
ヒメサユリを撮影した日は雨。滴が判るでしょうか？
ササユリを撮影した日はカンカン照り。シャッター速度も1/800秒。全く対照的な天候コンディションでした。０１年７月１日記